設立当初は精神障害者のための福祉サービスが少なかった時代。利用者が地域で活動できるように、作業及び生活の訓練を目的として支援を行ってきました。そして障害者福祉サービスが増え、浦安荘の利用者像の変化、ニーズの変化に合わせて施設の機能も変わってきました。現在の浦安荘では「その人らしいいきいきとした生活」を送ることができるようにサービスを整え、支援を行っています。

救護施設とは

法的位置づけ

生活保護法第38条第2項

「救護施設は、身体上又は精神上著しい障害があるために日常生活を営むことが困難な要保護者を入所させて、生活扶助を行うことを目的とする施設とする。」

救護施設を利用する方

救護施設には、身体障害のある人、知的障害のある人、精神障害のある人、それらの障害を重複して持つ人、アルコール依存症の人、ホームレスの人など、多様で複合的な課題を持つ人々が生活しています。何らかの課題(生きづらさ)を抱えていて、日常生活を営むことが困難な方たちが利用している福祉施設です。

入所について

当施設では、福祉事務所や医療機関等より入所・体験依頼を随時受け付けています。その際、入所の空き状況や緊急性などを判断して、見学日をお伝えいたします。また、入所のご相談も受け付けています。どうぞお気軽に、ご連絡下さい。

※近隣に精神科病院があり、精神疾患の既往歴がある方の通院が可能です。

※詳細は入所担当までお問い合わせください

対象者

◎生活保護受給中、または生活保護申請中・受給見込みの方。

◎ADL(食事、排泄、入浴、着替えなど)が自立している方。

 ※見守りや一部お手伝いは行います。

◎利用規則を守る意志がある方。

入所者の生活

全室個室(施錠可能)

【備品等】

クローゼット・金庫・エアコン・ベッド・洗面台・机・イス

※テレビ持込可(22インチ以内)

 

1日の流れ.pdf
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利用案内.pdf
PDFファイル 528.9 KB

※コロナ禍のため1日の流れや活動は随時変更をしていますのでご了承ください。

生活支援

日常生活における生活のしづらさに対して支援を行っています。

〇入浴

自身で入浴が困難な方のために、週3回の介助浴の時間があります。

〇買い物

外出が困難な方へは毎週同行・代行による買い物を行っています。また、通販の利用支援も行っています。

〇掃除

自身で掃除を行うのが困難な方は一緒に掃除を行います。

〇散髪

理美容院へ出かけるのが困難な方のために、毎月訪問理容があります。

作業支援

就労への準備や生活リズムを整える等個々の目標達成の為の支援を行っています。希望する方は作業に参加をすることができます。

〇内掃(施設内の清掃業務)

〇ガラス幸房(吹きガラス・とんぼ玉制作)

〇喫茶グリュック(喫茶店の運営)


プログラム活動

軽い運動、軽作業、趣味、学習、レクリエーション等の活動を計画します。希望する方は各種プログラムに参加できます。

就労支援

一般就労を希望する方のハローワークへの同行、就労先との調整を行っています。

実施事業

〇一時入所事業

一時的に生活が困難になった方や、施設での暮らしの体験を希望する方が短期的に入所することができます。

〇通所事業

施設の退所者の居宅生活を支援するために、浦安荘へ通所または施設職員の訪問により、生活全般・支援を行っています。

〇居宅生活訓練事業

施設を退所して居宅生活に移ることを希望する利用者を対象に、アパート等を利用して一人暮らしの体験を行うことで生活力を養い、地域での生活に必要な支援を考え、継続して居宅において生活できるようにすることを目的とする。

期間:原則1年

定員:2名

第三者評価

質の高い福祉サービスを事業者が提供するために、公正・中立な第三者機関が専門的・客観的な立場から評価を行う仕組みが、福祉サービス第三者評価です。

救護施設浦安荘では定期的に受審を行う予定にしています。

受審日程:2016年7月1日~12月31日

評価機関:公益社団法人岡山県社会福祉士会

 

評価結果(救護施設版)(フェースシート).pdf
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評価結果(救護施設版)(評価細目の第三者評価結果) .pdf
PDFファイル 242.6 KB

実習の受け入れについて

当施設では福祉を担う人材育成のために、学校教育や関係機関との連携協力の下、体験学習や実習生の受け入れを行っています。

問合せ窓口(実習受入れ責任者):中山 真

実習指導者:社会福祉士2名 精神保健福祉士2名 教育・介護体験等:1名

 

実習生へのしおり.pdf
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